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カエルデザインについて

海と、人の未来をカエル。カエルデザインは、海岸に流れ着いた海洋プラスチックを、 障害のある人たちと一緒にアクセサリーへアップサイクルしています。捨てられてしまうはずだったプラスチックを、 もう一度、誰かが大切にしたくなるものへ。海をきれいにすることと、 誰かの仕事をつくること。その二つを、ものづくりを通してつなげていく。 それが、カエルデザインの活動です。

カエルデザインが目指していること

カエルデザインは2019年、3人のクリエイティブユニットとしてスタートしました。 私たちが向き合っているのは、海洋プラスチックの問題です。 でも、私たちが考えているのは「海をきれいにすること」だけではありません。 海をきれいにする仕事が、誰かの仕事になる。 捨てられるものが、誰かに大切にされるものになる。 そんな新しい循環をつくりたい。 その思いから、海洋プラスチックをアクセサリーへとアップサイクルしています。

○海洋プラスチックのこと

海に流れ着いたプラスチックを、もう一度「大切にしたくなるもの」へ。

海洋プラスチック問題は、海に流れ込んだプラスチックが、海の生き物や私たちの暮らしに影響を与える大きな問題です。 海岸に流れ着いたプラスチックは、紫外線や波、熱などによって劣化し、やがて細かな破片になっていきます。その一部はマイクロプラスチックとなり、海の中に残り続けます。 カメや海鳥、イルカやクジラなどの海の生き物が、エサと間違えてプラスチックを飲み込んでしまうこともあります。 一度海に流れ出たプラスチックを、すべて回収することは簡単ではありません。 だからこそ私たちは、海岸に流れ着いたプラスチックを拾い、もう一度価値のあるものへ変えていくことに取り組んでいます。 回収した海洋プラスチックは、洗浄し、色や種類ごとに分別します。 その後、板状に加工し、カットやコーティングなどの工程を経て、アクセサリーへと生まれ変わります。 これらの作業を担っているのは、障害のある人たちです。 一つひとつの素材と向き合いながら、手を動かし、ものをつくる仕事につなげています。 海岸で拾われたプラスチックは、色も形も模様も一つひとつ違います。 だから、そこから生まれるアクセサリーにも、同じものは二つとありません。 捨てられるはずだったものを、もう一度「大切にしたくなるもの」へ。 海をきれいにすることと、障害のある人たちの仕事を、ものづくりでつなぐ。 それが、カエルデザインの考えるアップサイクルです。

今、私たちにできること。私たちがすべきこと

海のプラスチック汚染を解決する方法は主に2つ。  
  • 1つはプラスチックゴミを出さない。
  • もう1つはプラスチックゴミを回収する。
  私たちは、様々な障がいを持つ人たちとともに、海岸でマイクロプラスチックなどの海洋プラスチックを回収し、 イヤリングなどのアクセサリーにアップサイクルします。私たちの活動で気候危機の原因の二酸化炭素は回収できないけれど、プラスチックゴミは1個拾えば、確実に減らすことができます。  
ビーチクリーンの様子
 
拾ったプラスチックの様子
 

◯「誰一人取り残さない」を実現するために

国連がSDGsで目標とするNo one will be left behind.(誰一人取り残さない)。誰一人の中にはもちろん障害を持つ人たちも含まれます。カエルデザインは様々なアップサイクルの工程で障害を持つ仲間たちに参加してもらうことで、障害を持つ人たちの生活改善や自立につなげていきたいと考えています。  

〇カエルデザインの思い、願い

  古代エジプトでは、カエルは繁殖力が強いこと、卵→おたまじゃくし→カエルへと大きく変態することから、生命の誕生や絶えることのない再生、復活の象徴とされてきました。 また、カエルは日本語では「帰る」、「返る」、「還る」、「変える」と同じ発音となるので、幸運、お金が返ってくる、人が帰ってくる、様々な状況を良い方向へと変えてくれる、幸運の象徴とされています。 カエルデザインは、海洋プラスチックやフラワーロスなど、廃棄されるモノを再生し、アクセサリーなどの新たな商品として生まれ変わらせます。また、海の環境や社会の環境、パートナーである障害を持つ人たちの現状を、少しずつでもより良い方向へと「カエル」ことを目的とします。 カエルは、そんな私たちの思いと願いの象徴です。  

クリエイティブユニット カエルデザイン

 

受賞履歴

・「第47回石川県デザイン展」でグランプリの知事賞を受賞 ・ソーシャルプロダクツ・アワード2021 ソーシャルプロダクツ賞を受賞